GM、2025年10〜12月期に最終赤字
米ゼネラル・モーターズ(GM)は、2025年10〜12月期の決算で最終赤字を記録した。最終赤字は約5,080億円(33億1,000万ドル)で、これは4四半期ぶりの赤字となる。売上高は前年同期比5.1%減の452億8,700万ドルとなった。主な要因は、電気自動車(EV)の販売不振と、それに伴う事業縮小で特別損失60億ドルを計上したことだ。
EV販売の大幅減少とその影響
GMは、EV向けの税制支援が2025年9月末に終了したことが影響し、EVの販売台数が42%減少した。具体的には、2025年10〜12月期のEV販売台数は2万5,219台にとどまり、前年同期と比較して大幅に減少した。2026年もEV販売の大幅な減少が見込まれており、同社のEV事業に対する見通しは厳しい。
投資規模縮小へ
GMのCEOメアリー・バーラ氏は、EVに対する投資を続ける意向を示しつつも、今後の投資規模は縮小されることを明言した。特に、ガソリン車やハイブリッド車の生産に経営資源を振り向け、利益率の高いピックアップトラックやSUVの生産に注力する方針を示した。これにより、GMはEV市場での優位性を目指すが、規模は大幅に小さくなる。
トランプ関税の影響
GMは、トランプ前大統領が導入した関税による追加コストも影響を与えている。2025年の関税影響は約31億ドルに上り、2026年も30〜40億ドルの影響を見込んでいる。この追加コストがGMの経営に与える影響は大きく、収益改善を難しくしている。
経営戦略に対する市場の信頼
最終赤字にもかかわらず、GMの株価は2025年1月27日のニューヨーク株式市場で約9%上昇した。市場は同社の今後の経営改善に期待を寄せており、特に米国内での生産拡大に向けた動きが評価された。
