四半期決算が示した業績拡大の実像
サムスン電子の2025年10〜12月期連結決算は、営業利益が20兆1,000億ウォンとなり、前年同期から大幅に拡大した。売上高も93兆8,000億ウォンに達し、いずれも四半期として過去最高水準を記録した。半導体市況の改善が、全体業績を強く下支えした形となった。
半導体価格上昇とAI需要の影響
人工知能分野の投資拡大により、高性能メモリーを中心とした需要が急増した。供給不足が続く中で価格が上昇し、半導体部門の収益性は大きく改善した。主力部門が収益の柱として明確な存在感を示している。
通期業績に表れた回復の持続性
2025年通期の営業利益は43兆6,000億ウォンとなり、前年比で3割超の増益となった。売上高も333兆6,000億ウォンまで拡大し、業績回復が一時的ではないことを示している。市況改善が年間を通じて寄与した。
価格決定力が示す競争優位
半導体供給が逼迫する中、同社は高付加価値製品を中心に価格決定力を維持した。市場環境を背景に、利益率の高い分野へ収益が集中している。競合各社との差別化が、数値として表れた形だ。
収益構造の変化が映す今後の課題
半導体事業の好調が全体を牽引する一方、他部門への影響も無視できない。収益源の集中が進む中で、事業ポートフォリオの調整が今後の焦点となる。
