ロッテリアブランド消滅へ
外食大手のゼンショーホールディングスは2月16日、傘下で運営してきたハンバーガーチェーン「ロッテリア」を全面的に刷新すると発表した。運営会社の名称は同日付で「バーガー・ワン」に改められた。これにより、国内で長年親しまれてきたロッテリアの名称は姿を消すことになる。
ロッテリアは1972年に東京・日本橋で1号店を開業し、全国へと店舗網を拡大してきた。半世紀以上にわたり展開してきたブランドは、今回の方針転換により歴史に区切りをつける。
3月までに全店ゼッテリア化
ゼンショーHDは3月をめどにロッテリア全店を一時閉店し、順次「ゼッテリア」へ切り替える計画を示した。1月末時点でロッテリアは91店、ゼッテリアは186店を展開している。今後はロッテリアとして営業する店舗はなくなる予定だ。
ゼッテリアは2023年の買収後に誕生し、既存店の転換を進めてきた。今回の全面移行により、ブランド統一が完了する見通しである。
買収後の再編戦略加速
ゼンショーHDは2023年にロッテHDからロッテリア事業を取得した。その後、自社グループの物流網や商品開発体制を導入し、効率化を進めてきた。今回のブランド統一は、その取り組みを一段と強める措置と位置付けられる。
共同での仕入れや輸送体制の活用により、運営コストの削減と収益基盤の強化を目指す方針である。
価格と商品力で拮抗するハンバーガー市場
国内のハンバーガー業界では商品開発や販促面での競争が激しさを増している。ロッテリアは近年、業績の低迷が続いていた。こうした状況を受け、経営の立て直しが課題となっていた。
1月末時点での合計店舗数は277店で、国内のハンバーガーチェーンでは4位に位置する。ブランド再編を通じて競争力を高める狙いがある。
ゼンショー体制で新段階へ
今回の全面転換により、ロッテリアの屋号は国内市場から消える。長年続いたブランドは終わるが、店舗運営はゼッテリアとして継続される。ゼンショーHDはグループのノウハウを集約し、体制を一本化する。
外食市場が変化する中で、ブランド刷新による再出発が図られることになる。
