訪日外国人旅行者数の減少と背景
2026年1月、日本に訪れた外国人旅行者数は359万7500人となり、前年同月比4.9%減少した。この減少は主に、中国からの旅行者数の大幅な減少が影響している。中国政府の渡航自粛要請が原因で、訪日中国人旅行者数は60.7%減の38万5300人となった。
減少の影響を受けた中国市場
中国からの旅行者減少は、日本の観光業にとって大きな影響を与えた。中国政府の政治的背景により、日中関係の悪化が原因で旅行自粛が呼びかけられ、これが観光業の大きな痛手となった。香港からの旅行者も減少しており、全体的に中国市場の低迷が続いている。
他地域の旅行者の増加
一方、韓国や台湾など他のアジア諸国からの旅行者は増加傾向にあり、韓国からは21.6%増の117万6000人、台湾からは17.0%増の69万4500人が訪日した。この傾向は、訪日外国人の多国籍化に繋がり、今後の観光市場においても安定した需要が見込まれている。
米国・オーストラリア市場の成長
米国やオーストラリアからの旅行者数も増加し、特にアメリカからは13.8%増の20万7800人、オーストラリアからは15.2%増の7万2000人となった。これらの市場は、比較的滞在期間が長いため、日本の観光業にとって重要な役割を果たしている。
今後の課題と観光業の戦略
観光庁は中国からの訪日旅行者減少の影響を緩和するため、他の国々からの誘客を拡大し、観光業の多国籍化を進める方針を示している。また、日本の観光資源を活用したプロモーションを引き続き展開し、インバウンド需要を拡大するための施策が求められている。
