誕生日当日の突然の逮捕
英国王室の一員であったアンドルー元王子が2月19日、警察に身柄を拘束された。複数の欧米メディアが報じ、逮捕日は同氏の66歳の誕生日と重なった。長年続く疑惑の中で、事態は新たな局面を迎えた。
長年続く性的虐待疑惑
疑惑の発端は2014年末、米国の裁判資料に記された内容だった。エプスタイン氏の紹介で2001年に17歳の女性と接触し、性的虐待を行ったとされる主張が示された。アンドルー氏は否定を続けてきたが、女性は2021年に損害賠償を求めて提訴し、2022年に和解している。
機密情報漏えい疑い浮上
2026年に入り、同氏が貿易特使在任中にエプスタイン氏へ内部情報を伝えた疑いが報じられた。警察は関連情報を調査しているとされ、今回の拘束との関連が注目されている。英警察は容疑の詳細を明らかにしていない。
王室の対応と過去の処分
2022年1月、英王室はアンドルー氏の軍の肩書返上を公表した。その後、2025年10月にはチャールズ国王が「王子」の称号と「ヨーク公」の爵位を正式に取り消した。王室としては異例の措置であり、問題の深刻さを示している。
国王が示した捜査尊重の姿勢
チャールズ国王は声明で、「当局によって全面的かつ公正な捜査が行われる」と述べ、「法に委ねなければいけない」と強調した。王室は捜査への全面協力を表明している。今回の逮捕は、英国王室の統治と信頼に影響を及ぼす事案として受け止められている。
