米国防総省とアンソロピック、AI利用で対立
2026年2月24日、米国防長官ヘグセスは、米新興企業アンソロピックのCEOダリオ・アモデイ氏を国防総省に招き、同社の開発した対話型AI「クロード」の軍事利用に関する協議を行う予定だ。アクシオスによれば、この協議は米国防総省がAI利用に関する制限を緩和し、より広範囲な用途に対応させることを目指しているとされている。
兵器開発を巡る厳しい議論
アンソロピックは自社開発のAI技術が兵器開発に使われることを禁止しているが、国防総省はその利用範囲を広げることを求めている。特に、AIを使った自律型兵器の開発や、米国民に対する監視システムに関する議論が重要な焦点となっている。これらの問題を巡り、アンソロピックと国防総省の間で意見の対立が深まっている。
アンソロピックの立場と規約
アンソロピックは、自社のAI技術の軍事利用について強い規制を設けており、特に「クロード」が兵器開発や監視システムに使用されることを拒否している。しかし、同社は政府顧客向けには制限を緩和する可能性を示唆しており、この点が国防総省との協議に影響を与えている。
国防総省の圧力と調整
米国防総省は、AI技術が軍事利用において必要不可欠であるとの立場から、制限緩和を強く求めている。特に、監視や兵器発射に関する規制の緩和が進めば、今後の軍事戦略において重要な役割を果たす可能性があるとされている。これに対し、アンソロピックは安全策を保持する立場を崩していない。
今後の協議と可能性
アンソロピックと国防総省の協議が進む中、両者がどのような妥協点を見いだすかが注目されている。AIの軍事利用における規制の変化は、今後の戦争の形態や国際的な軍事力のバランスに大きな影響を与える可能性があり、その進展は世界中で関心を集めている。
