25年度車名別販売の結果公表
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2026年4月6日に2025年度の車名別新車販売台数を公表した。発表によると、ホンダの軽自動車「N-BOX」が19万8893台を記録し、5年連続で最も多く販売された車種となった。
販売台数は前年より減少したものの、依然として高い販売実績を維持している。長期間にわたり首位を維持したことは、軽自動車市場における同車の存在感を示す結果となった。
N-BOXが支持され続けた背景
N-BOXは2023年10月に全面改良が実施され、約6年ぶりに新型が投入された。改良後は販売台数がやや減少したものの、車内の広さや燃費性能などが評価され、安定した人気を保っている。
また、安全性能の高さも利用者からの評価を得ている要素の一つとされる。こうした特徴が継続的な需要につながり、複数年度にわたり販売首位を維持する要因となった。
上位車種の順位変動と販売動向
2025年度のランキングでは、スズキの軽自動車「スペーシア」が16万3054台で2位となり、前年より順位を上げた。3位にはトヨタの「ヤリス」が15万4627台で続いた。
さらに、ダイハツの「ムーヴ」が13万2969台を販売し、前年の23位から4位へと大幅に順位を上げた。この増加は、新型車の投入が販売回復につながったことを示している。
新型投入が販売回復を後押し
ムーヴは2025年6月に新型モデルが発売され、販売台数が大きく伸びた。2023年に認証関連の問題が発覚した後、初めて投入された新型車であったことも注目された。
新型ではスライドドアを採用し、比較的手頃な価格設定が支持を集めた。こうした仕様変更が販売増加につながり、ランキングの大幅な上昇を後押ししたとみられる。
EV販売増加が示す市場変化
2025年度の乗用電気自動車の販売台数は7万2527台となり、前年に比べ27%増加した。これにより、乗用車全体に占めるEVの割合は1.9%となり、前年より0.4ポイント上昇した。
販売台数の伸びは、電動化の進展が国内市場でも一定の広がりを見せていることを示す結果となった。車種別ランキングの動向とともに、今後の市場構造を考える上で重要な指標となる。
