真冬の衆院選が公示され選挙戦開始
第51回衆院選は2026年1月27日に公示され、2月8日の投開票に向けた選挙戦が始まった。公示から投開票までの期間は極めて短く、真冬の国政選挙としては異例のスケジュールとなった。今回の選挙には11党などから計1285人が立候補し、全国465議席を巡って争われる。短期間での判断を迫られる有権者にとって、各党の主張がどこまで浸透するかが焦点となる。
与党過半数を巡る首相の進退表明
公示前の勢力は自民党198議席、日本維新の会34議席で、与党合計は232議席だった。高市早苗首相は、与党で過半数233議席を確保できなかった場合、即時に退陣する考えを示している。政権維持の条件を明確に示したことで、選挙結果がそのまま首相の進退に直結する構図となった。自民党内では内閣支持率を背景に、単独過半数を目指す声も上がっている。
積極財政と安全保障が主要争点
選挙戦では、高市政権が掲げる「責任ある積極財政」の評価が大きな論点となっている。首相は街頭演説で、政策転換の象徴として財政運営の方針を強調した。日本維新の会も外交・安全保障環境を踏まえ、連立政権としての役割を訴えた。一方、野党各党は財政規律や物価高対策を巡り、異なる立場から政権の政策を批判している。
野党各党が掲げる経済・社会政策
中道改革連合は食料品の消費税率ゼロを柱に、財源を明示した政策実行を掲げた。国民民主党は、衆院解散による予算審議への影響を指摘し、生活と経済を重視する姿勢を示した。共産党やれいわ新選組は、現政権の経済運営や物価対策を厳しく批判し、減税日本・ゆうこく連合は消費税廃止を強調した。
多党乱立の中で示される有権者の選択
参政党や日本保守党は、外国人政策や価値観の違いを前面に出した訴えを展開した。社民党やチームみらいも社会保障や負担のあり方について独自の主張を示している。多様な政策が提示される中、短期間の選挙戦で有権者がどの選択を下すのかが注目される。
