ペルシャ湾で日本関係船舶に損傷確認
中東で米国などとイランの軍事衝突が続く中、ペルシャ湾に停泊していた日本関係の船舶で損傷が確認された。海運大手の商船三井は3月11日、同社が所有するコンテナ船「ONE MAJESTY」に被害が発生したと発表した。
同船はホルムズ海峡から約110キロ離れたペルシャ湾内に位置しており、当時は海峡の内側の海域にとどまっていた。船体の一部に穴が見つかったが、船員の安全は確保されているという。
未明に衝撃音 船尾部分に穴を確認
商船三井の説明によると、11日未明に船員が衝撃音を聞き、船体を確認したところ後部に損傷が見つかった。穴の大きさや詳細な状況については現時点で明らかになっていない。
船内の安全確認を行った結果、日本人を含む乗組員にけがはなかった。また船の航行能力にも問題はなく、自力航行が可能な状態だとしている。
原因は調査中 攻撃かは確認されず
今回の損傷について、商船三井は原因を特定していない。同社は「攻撃などによるものかどうかは確認できておらず、詳細を調べている」と説明している。
同海域では軍事衝突の影響により緊張が高まっており、船舶の安全に対する懸念も指摘されている。ただし今回の事案については、現時点で攻撃を受けたと断定する情報は示されていない。
政府関係者 人命被害なしと説明
政府関係者によると、今回の事案による人命被害は確認されていない。政府高官は記者団に対し「人命に関わる被害は全くない」と述べた。
また外務省幹部も、船体に損傷はあるものの船員は無事で航行にも支障がないとの情報を把握していると説明している。
中東緊張の中 海上安全への警戒
政府関係者によれば、船体には穴が確認されたが船が傾くような状況ではないという報告が入っている。官邸では関連情報の収集を進めている。
中東情勢の緊迫化に伴い、ホルムズ海峡周辺では商船の安全確保が重要な課題となっている。今回の事案についても、引き続き詳しい状況の確認が進められている。
