東京市場の円相場は157円台後半で取引を終了
28日の東京市場では、円の対ドル相場が前日とほぼ同じ水準で推移し、午後5時には157円78〜80銭を付けた。前日午後5時との比較では8銭の円高・ドル安となり、円の上昇は小幅にとどまった。
前日の同時刻の相場は1ドル=157円86〜88銭だった。今回の取引結果は、この水準からわずかに円高方向へ動いたことを示している。
円相場は157円台後半を維持し、大きな水準の変化は確認されなかった。東京市場の終盤においても、対ドルの価格は前日と近い水準に収まった。
対ユーロでは69銭の円高となり上昇幅が拡大
ドルに対する動きが限定的だった一方、ユーロに対しては円の上昇幅が大きくなった。午後5時の相場は1ユーロ=175円49〜53銭となり、前日の同時刻から69銭の円高・ユーロ安だった。
前日の水準は1ユーロ=176円18〜22銭であり、28日は175円台半ばまで円高が進んだ。対ドルの上昇幅が8銭だったことと比較すると、通貨ごとに異なる変動が生じたことが分かる。
同日の東京市場では、円がドルとユーロの双方に対して上昇したものの、その幅には差があった。対ドルではほぼ横ばいの展開となり、対ユーロではより明確な円高が記録された。
9月の外国為替市場でも方向感に乏しい展開
円相場の小幅な変動は、9月24日の東京市場でも確認されていた。同日午後3時のドル相場は158円21〜23銭で、前日のニューヨーク市場終盤と比較して大きな変化はなかった。
午前9時には158円25〜29銭だったが、その後は実需に伴うドル売りなどを背景に157円台後半へ下落した。午後にかけて157円台後半と158円付近を行き来し、再び158円台前半へ戻した。
前日に発表された米国の総合購買担当者景気指数(PMI)を受けたドル買いが一巡したことも、当時の市場動向に関係していた。こうした経緯から、9月24日も一定の価格帯で上下する取引が続いていた。
日銀のレートチェックで為替介入への警戒続く
9月の外国為替市場では、日本銀行によるレートチェックも重要な材料となっていた。日銀の金融政策決定会合後にドルが158円に達した際、日銀が為替市場の取引水準を確認したことで、為替介入への警戒が残った。
レートチェックは、金融当局が市場参加者に為替の取引水準を照会する行為を指す。当時の市場では、この動きがドルの上値を抑える要因として意識されていた。
国内銀行の市場関係者からも、ドルが一段と上昇する展開には慎重な見方が示されていた。実需によるドル売りと為替介入への警戒が重なり、158円付近での取引に影響を及ぼしていた。
円相場の変動幅と主要通貨間の値動きに注目
10月28日の取引結果では、対ドル相場が157円台後半にとどまり、前日比の変化は8銭だった。一方、対ユーロでは69銭の円高となり、同じ日の取引でも変動幅に違いが表れた。
9月24日の市場では、米国の経済指標、実需に伴う売買、日銀の金融政策や為替介入への警戒が取引材料となっていた。これらは同日の為替相場を理解するうえで重要な要素である。
28日の終値に関して確認できるのは、円がドルとユーロに対して上昇したという事実だ。対ドルの動きは限定的であり、対ユーロでは比較的大きな上昇が記録された。主要通貨に対する円の値動きの違いが示された取引日となった。
