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タイとカンボジア、深夜からの無条件停戦に合意

国境衝突終結に向けた協議が実現 タイとカンボジアによる国境での軍事衝突は、マレーシアで開催されたASEAN仲介の協議を経て、無条件停戦で合意に達した。両国首脳は28日に会談を行い、同日深夜からの停戦開始を決定した。協議にはアメリカと中国の代表も出席し、地域の安定を目的とした国際的な協力が示された。 ASEANと国際社会の調整が奏功 協議を主導したマレーシアのアンワル首相は、停戦合意は緊張緩和のための重要な第一歩と強調した。ASEAN議長国として調停役を果たしたマレーシアは、協議後に停戦監視のための専門チーム派遣にも意欲を示した。アメリカのトランプ大統領も両国に対し停戦を強く働きかけ、関税交渉を通じて圧力をかけていた。 武力衝突による被害の深刻さが明らかに この紛争では、国境地域での戦闘により民間人を含む36人が命を落とした。5日間続いた衝突では負傷者も相次ぎ、住民の避難が広がった。深刻な人道被害が停戦実現を急務とする背景となった。 両国首脳が停戦の意義を強調 タイのプームタム首相代行は、国家の主権を守りつつ平和的な解決を目指した成果だと述べた。一方、カンボジアのフン・マネット首相は戦闘停止が両国関係の正常化に向けた土台になると評価し、トランプ大統領や中国の支援に謝意を表した。 今後の焦点は停戦履行と緊張緩和 停戦が実際に維持されるかが今後の課題となる。双方の軍司令官によるさらなる協議が予定されており、停戦監視のための国際的枠組みの整備も検討されている。国境地帯の安全確保と外交対話の継続が鍵となる見通しだ。

タイ・カンボジア国境で武力衝突が激化、死者多数

住民巻き込む衝突が各地に拡大 2025年7月24日朝、タイとカンボジアの国境地帯で軍事衝突が発生し、タイ政府はタイ側で11人が死亡、28人が負傷したと発表した。衝突は複数地点に拡大し、タイ東北部のガソリンスタンド併設のコンビニでは砲撃により6人が死亡したと報告されている。 クメール遺跡周辺でも発砲が確認される 戦闘は、両国が領有権を争う「タ・ムエン・トム」遺跡周辺でも発生。タイ軍は、カンボジア軍の発砲がきっかけだったと主張しているが、カンボジア国防省はタイ軍による先制攻撃に対する応戦だと反論している。いずれの主張も確認されておらず、現場の緊張は高まる一方だ。 地雷事件と外交関係の悪化が背景に これまでにも国境地域では緊張状態が継続しており、7月16日と23日には地雷によってタイ兵が重傷を負う事件が報告された。タイ当局はこれらの地雷がカンボジア側によって設置されたものと断定し、対応措置としてプノンペンのタイ大使を呼び戻し、バンコク駐在のカンボジア大使に国外退去を求める決定を下した。 双方が責任を押し付け合い泥沼化 双方はメディアやSNSを通じて相手国の先制攻撃を非難し、状況の正当化に努めている。カンボジアのフン・セン前首相は自国領土が砲撃を受けたと主張し、国民に冷静な対応を呼びかけた。これに対してタイ政府も強く反発し、外交関係の格下げを発表するなど、事態の収束は見えていない。 中国が対話による解決を呼びかけ アジア地域の安定に関心を持つ中国政府は、双方に冷静な対話を促す立場を取っている。中国外務省の郭嘉昆報道官は記者会見で、「中国は両国の友好国であり、対話による問題解決を強く望む」と述べ、仲介の意思を示唆した。今後の展開によっては、第三国の介入も視野に入る可能性がある。