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国家情報局創設へ法整備進展、政府が権限明確化

情報機能再編を巡る政府判断 政府は2026年1月7日、情報活動を統括する新組織「国家情報局」を設置するため、各省庁が保有する情報へのアクセス権を制度化する方針を固めた。複数の政府・与党関係者によると、この権限は関連法案の条文に明記される見通しである。通常国会への提出を予定しており、法的根拠を伴う形で情報集約を進める構えだ。 各省庁情報へのアクセス権創設 国家情報局には、警察庁の公安部門や公安調査庁、外務省、防衛省など、各機関が収集した情報を横断的に扱う役割が与えられる。従来は省庁ごとに情報管理が分断され、共有が進まないとの指摘があった。政府は法令に基づくアクセス権を設けることで、必要な情報が速やかに集約される体制を整える。 組織の位置付けと運営体制 新設される国家情報局は、国家安全保障局と同格の組織として内閣の中枢に置かれる。さらに、首相を議長とする国家情報会議を新たに設け、国家情報局がその事務局機能を担う。政府内の情報判断を一元化し、政策決定を支える基盤とする狙いがある。 情報集約を巡る課題認識 内閣情報調査室をはじめ、各省庁には既に情報組織が存在するが、情報の囲い込みが課題とされてきた。内閣情報官経験者は、法的裏付けがなければ重要情報が共有されない恐れがあると指摘している。政府はこうした課題認識を踏まえ、制度設計を進めている。 連立合意に基づく改革の一環 国家情報局の創設は、自民党と日本維新の会による連立合意書に盛り込まれた情報機能強化策の一つである。スパイ防止法の制定や対外情報庁構想と並び、情報体制全体の再構築を図る取り組みとして位置付けられている。