政治的シグナルとしての訪英が判明 ウクライナのゼレンスキー大統領は6月23日、英国に到着した。今回の訪問は単なる外交儀礼ではなく、軍事的・政治的なメッセージ性が強い。英国側との協議では、防衛支援の強化やロシアへの新たな圧力措置が主な議題となる見通し。ゼレンスキー氏は到着後、自身のSNSで「戦争終結に向けた強力な対応策を協議する」と発信している。 防衛協力深化の意義が浮上 ゼレンスキー大統領の報道官によれば、今回の訪問の中心的な目的は「防衛協力の深化」にある。英国はこれまでもウクライナ軍の訓練や装備供与を行ってきたが、さらなる協力が期待される。とくに長期的な防衛体制構築や技術支援の分野での連携が焦点となりそうだ。 英国要人との会談日程が確定 同大統領はチャールズ国王、スターマー首相、上下両院の議長との会談を予定している。これにより、軍事協力にとどまらず、立法・象徴両面からの支持獲得も狙う。また、外交的にも英国との関係強化を示す場となることが見込まれる。ロシアへの対抗姿勢を国際社会に明示する意味合いも含まれている。 訓練兵やシンクタンクとの接触が予定 訪英中、ゼレンスキー氏は英国で訓練を受けているウクライナ兵士と面会するほか、政策研究機関の関係者とも意見交換を行う。現地の専門家との対話を通じ、ウクライナに対する実務的支援や助言を引き出す狙いがある。兵士との交流は士気向上にもつながる。 ロシア攻撃の被害が同時発生 同日、ウクライナの首都キーウとその周辺がロシアのドローンとミサイルによる攻撃を受け、7人が死亡、多数が負傷したことが明らかになった。訪英のタイミングと重なったこの攻撃は、ゼレンスキー大統領の防衛強化への動機を裏付けるものとなっている。
外交関係130周年を記念し首脳会談を実施 2025年3月26日、東京都港区の迎賓館で、日本の石破茂首相とブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領による首脳会談が行われた。ブラジルのルーラ大統領は国賓として訪日し、約1時間半にわたり会談が実施された。日本とブラジルの外交関係樹立130周年を迎える節目の年にあたり、両首脳は友好関係のさらなる強化を確認した。 2年ごとの相互訪問と新たな対話枠組みを発表 今回の会談では、両国の首脳が2年ごとに相互訪問することが決定された。また、外交・防衛当局間の新たな対話枠組みの設置が合意され、政治・安全保障分野における連携の強化が期待される。ルーラ大統領は、「両国が新たな形で戦略的パートナーシップを再活性化する歴史的なタイミングだ」と述べ、日本との協力拡大に意欲を示した。 国際情勢をめぐる意見交換、力による現状変更を否定 会談では、ウクライナ情勢、中東地域の動向、東アジアの安全保障環境についても意見が交わされた。石破首相は「世界のどこであっても、力や威圧による一方的な現状変更の試みを容認できない」との立場を示し、ルーラ大統領もこれに理解を示した。両国は引き続き国際社会における意思疎通を重視することで一致した。 経済協力の拡大、WTOを基盤とした国際貿易体制の重要性を確認 経済分野では、両国の貿易・投資関係の強化が議論された。特に、米国トランプ政権下での関税措置を念頭に、世界貿易機関(WTO)を中核とする国際貿易体制の重要性を改めて確認した。日本とブラジルは、経済分野での連携を一層深め、相互のビジネス環境をより促進する方針を示した。 共同記者会見で両国の協力関係の深化を強調 会談後、両首脳は共同記者会見を開き、今回の合意内容を発表した。石破首相は、「国際社会が対立と分断を深める中、ブラジルとの協力は不可欠であり、多くの分野で関係を深化させる」と述べ、協調への道を共に歩む重要性を強調した。ルーラ大統領も、日本との経済・外交関係の発展に向けた強い意欲を示し、両国の新たなパートナーシップの展開に期待を寄せた。
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