WEB作業予約システムへの攻撃が発覚
自動車用品大手のイエローハットは8月28日、店舗での作業予約に利用するWEBシステムが外部から攻撃を受け、最大約180万人分の個人情報が流出した可能性があると明らかにした。対象となったのは、タイヤ交換など店舗での作業日時を利用者が予約するためのシステム。攻撃には不正なプログラムが使われたとし、同社は異常を確認した後、対象システムを停止した。
今回の事案では、多数の会員情報が外部へ持ち出された可能性が判明している。イエローハットは被害の拡大を防ぐため運用を停止し、原因確認や安全対策を進めている。
氏名や電話番号など最大約180万人が対象
外部に流出した可能性がある情報には、イエローハット会員の氏名、電話番号、メールアドレス、会員番号などが含まれる。対象人数は最大で約180万人に達するという。WEB予約システムに登録された利用者情報が今回の不正アクセスの影響を受けた。
店舗でタイヤ交換などを予約する際に利用されるシステムであることから、多数の顧客データが保存されていた。イエローハットは調査を進めながら、利用者に対して今回の事案について説明している。
カード番号やパスワードは漏えい対象外
一方、クレジットカード番号とパスワードについては、今回攻撃を受けたシステム内に保存されていなかった。このため、これらの情報が今回の不正アクセスを通じて流出した可能性はないとしている。また、車両に関する情報についても漏えいしていないと説明している。
現時点では、流出した情報を利用した具体的な被害は確認されていない。今回明らかになった範囲では、氏名や連絡先などの個人情報が主な対象となっている。
システム停止し警察への相談と安全対策進める
イエローハットは不正アクセスを確認した後、直ちに対象となった予約システムを停止した。その後、システムの安全性を高めるための対応を進めるとともに、警察へ相談している。同社は不正アクセスの影響を確認しながら、再発防止に向けたセキュリティ強化を進める方針だ。
今回の攻撃が「イエローハットWEB作業予約システム」を対象としていたことも公表している。サービスの安全確保に向け、侵入を受けた経緯や情報流出の範囲について対応が続いている。
利用者に不審メールへの警戒を呼びかけ
イエローハットは今回の事態を受け、利用者や関係者に対して謝罪した。現段階で情報流出による具体的な被害は把握していないものの、個人情報が外部へ出た可能性があるため注意を求めている。
特に、身に覚えのないメールや不審な内容のメッセージが届いた場合には、安易に開封しないよう呼びかけている。同社はシステムのセキュリティ強化と関係機関への相談を進めながら、今回の不正アクセスへの対応を継続している。
