ユニクロが11月10日から新たな価格改定を実施
衣料品大手のユニクロは、11月10日から一部の商品価格を引き上げる。10月16日に公式サイトで発表した内容によると、対象商品の平均販売価格は約4%上昇する。今回の改定には、定番商品として展開している「感動ジャケット」や「感動パンツ」、靴下などが含まれる。
同社は価格変更の背景として、原材料の調達費用や物流関連の支出が増加していることに加え、円安による影響が続いている点を挙げた。これまでさまざまな対策を講じてきたものの、現在の品質を維持し、長期間使用できる商品を提供するため、一部の販売価格とサービス料金を見直すことを決めた。
今回の発表では、商品の値上げだけでなく、従来実施していた靴下の複数購入向け販売も終了することが明らかになった。
感動ジャケットと感動パンツの新価格を発表
11月に販売価格が変更されるのは、感動ジャケットや感動パンツ、50色ソックスなどを含む11商品となる。特にジャケットとパンツでは、それぞれ1,000円の引き上げが実施される。
感動ジャケットは従来の6,990円から7,990円に改定され、1,000円の値上げとなる。これにより、販売価格は従来比で約14.3%上昇する。
一方、男性向けの感動パンツは3,990円から4,990円に変更される。こちらも1,000円の値上げとなり、価格上昇率は約25.1%となる。
同社が示した約4%という数字は、今回の価格改定における対象商品の平均的な上昇率であり、個別の商品によって引き上げ幅は異なる。
靴下の複数購入割引を終了し単品販売に変更
価格改定では、靴下の販売方法も大きく変わる。ユニクロは11月10日から、「カラーソックス(50色ソックス)まとめ買い」と「ソックスまとめ買い」の取り扱いを終了する。
これまで3点990円で販売されていた靴下は、1点390円での販売となる。従来のまとめ買いでは1点当たり330円だったため、同じ3点を新価格で購入すると合計1,170円となり、支払額は180円増える。
また、4点990円で提供されていたカラーソックスのまとめ買いも終了する。新たな単品価格では4点の合計が1,560円となり、従来の購入金額との差は570円に広がる。
これにより、複数の商品を同時に購入する場合の支払額が変化する。単品価格への切り替えは、今回の価格見直しにおける主要な変更の1つとなっている。
9月には送料や衣類の補正サービス料金も改定
ユニクロによる価格の見直しは、今回が初めてではない。同社は9月にも一部商品の値上げを実施しており、商品以外のサービスについても料金を変更している。
9月1日には、送料に加え、ズボンなどの裾上げやシャツの袖直しといった衣類の補正サービスについても料金を引き上げた。商品購入時の費用だけでなく、配送や購入後の加工に関連する支出も見直しの対象となった。
今回の11月の改定では、衣料品の本体価格に加えて、靴下の複数購入時に適用されていた販売条件も変更される。
同社は、原材料費や物流費の増加と円安の影響が続く状況において、商品の品質を保つことを価格変更の理由として説明している。
続く価格見直しに消費者から負担増を懸念する声
ユニクロの値上げ発表を受け、SNSではさまざまな反応が寄せられた。これまで同社の商品を継続して購入してきた利用者からは、さらなる価格上昇に対する戸惑いや、購入時の負担が増えることへの不満が示された。
靴下のまとめ買い販売が終了することを受け、変更前に商品を注文したという投稿も確認された。また、価格を引き上げる時期に着目し、企業の販売方針について意見を述べる利用者もいた。
一方、長年にわたって商品を利用してきたことへの感謝を表す声も見られた。特に靴下については、豊富な色の選択肢を評価する意見が寄せられている。
ユニクロは11月10日から新たな販売価格を適用する。今回の改定によって、感動ジャケットや感動パンツなどの衣料品に加え、日常的に購入される靴下についても、従来とは異なる価格体系が導入される。
