奈良・明日香村に新たな高級ホテル開業を発表 星野リゾートは2027年、奈良県明日香村に新たな高級ホテル「星のや飛鳥」を開業する計画を明らかにした。施設は近鉄吉野線飛鳥駅の西側に位置し、石舞台古墳など歴史的観光地に近接している。全35室の客室を備えるスモールラグジュアリーホテルとして、質の高い滞在や独自の体験を提供することを目指す。 旧奈良監獄を活用したホテル事業が進行中 同社は2026年春、奈良市にて「星のや奈良監獄」を開業する予定だ。旧奈良監獄の建物を活用した全48室のホテルで、歴史的建造物を活かした独自の宿泊体験を提供する。この建物は2017年に国の重要文化財に指定されており、文化財の保存と観光資源化を両立する取り組みとして注目されている。 ミュージアム開館で文化と観光を融合 「星のや奈良監獄」には併設ミュージアムが設置され、2026年4月27日に開館予定である。監獄当時の独房や看守所を公開する保存エリアに加え、監獄を題材にしたアート展示が行われる。さらにカフェや物販店も整備され、訪問者に多面的な体験を提供する場となる。 星野代表、文化財保存の意義を強調 大阪市内で会見した星野佳路代表は「観光の経済力で文化財を維持していくことが大事な意義だ」と語り、観光収益を文化財維持に活用する方針を示した。展示については「見ると自分を縛る会社に辞表を出したくなる」とユーモアを交え紹介し、訪問者に強い印象を与える施設を目指す姿勢を明らかにした。 奈良での事業展開拡大が判明 今回の発表により、星野リゾートは奈良での展開を一層加速させることが明確になった。奈良監獄を活用した文化資源と、明日香村の新ホテルという二本柱で、国内外の観光客を引き付ける体制を整える。
ローマ市が新しいデジタル施策を開始 ローマ市は、観光客と市民の利便性向上を目的に、AIアシスタント「Julia」を導入した。市公認データと最新の言語モデルを活用することで、情報提供から行政支援まで幅広い用途に対応する取り組みが始まっている。 市公認データに基づくリアルタイム案内が判明 JuliaはNTTデータやマイクロソフトと共同開発され、今年3月から稼働している。市の公式データを活用し、イベントや公共交通機関の情報を信頼性高く提供できる点が特徴である。観光だけでなく、市民の生活にも役立つ情報が整備されている。 日本人旅行者向けにLINE対応を発表 Juliaは80以上の言語に対応しており、日本人旅行者にも利用しやすい仕様となっている。さらに、LINEと連携する機能を開発中で、日本からの観光客が使い慣れた環境で利用できる体制を整える計画が進められている。 大規模言語モデルによる精度向上が導入 システムの基盤にはOpenAIのGPT-4.1が採用されており、質問への精度の高い応答が可能となった。利用者の履歴を匿名化して記録し、次回以降に最適化された情報を提示する仕組みも備わっている。7月には緑地や娯楽施設など都市情報の拡充も行われた。 公共サービスへの応用拡大の影響 ロベルト・グアルティエーリ市長は、今後1年以内にJuliaをアプリ化し、保育園の登録や引っ越し手続きなど行政分野に活用範囲を広げる計画を示した。観光支援から市民サービスへと進化する姿勢は、欧州の都市における新たな先例となっている。
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