ダウ平均、歴史的水準に到達 5日のニューヨーク株式市場では、ダウ工業株30種平均が終値で4万8977ドルとなり、最高値を更新した。前週末比で約600ドル上昇し、取引時間中には一時800ドル超の上げ幅を記録した。原油関連株への買いが指数を押し上げた。 原油高が資源株を下支え ベネズエラを巡る情勢不安を背景に、エネルギー需給への警戒が強まり、石油関連銘柄に資金が流入した。米国企業が現地生産に関与する可能性が意識されたことも、関連株の材料となった。資源分野は相場全体の支え役となった。 翌日はディフェンシブ株が主役 6日の取引では、相場は朝方に下落した後、医薬品やヘルスケアなどのディフェンシブ株が買われて持ち直した。ユナイテッドヘルス・グループやメルクなどが上昇し、指数を下支えした。市場ではリスク分散の動きが見られた。 AI関連銘柄への継続的関心 ハイテク分野では、エヌビディアが買われ、相場を下支えした。AIプラットフォームの量産段階入りや、中国向け半導体需要の強さが評価材料となった。AI分野への期待感は、テクノロジー株全体の底堅さにつながっている。 市場は政策と技術動向を注視 株式市場では、資源政策と技術革新という異なる要因が同時に影響を与えている。短期的には銘柄間で物色の変化が続く展開となった。投資家は、米政権の外交・資源政策とAI分野の進展を慎重に見極めている。
日経平均、2日連続で史上最高値を更新 10月30日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は前日比17円96銭高の5万1325円61銭で取引を終えた。終値としては2日連続の最高値更新となる。前日の米国市場でハイテク株が堅調に推移したことが追い風となり、東京市場でも半導体やAI関連銘柄への買いが続いた。寄り付き直後は買いが優勢で、一時5万1657円まで上昇する場面もみられた。 日銀の政策維持で市場に安心感広がる この日の焦点は日銀の金融政策決定会合だった。会合では前回に続き政策金利が据え置かれ、利上げを主張した委員の数も2人にとどまった。市場では「利上げ継続への姿勢が抑制的」との受け止めが広がり、株式市場では買い安心感が強まった。外国為替市場では円安・ドル高が進行し、輸出関連株への買いも後押しされた。 利益確定売りで上値の重い展開に 一方で、前日に1,000円超の大幅上昇を記録していた反動から、利益確定の売りが目立った。パウエル米FRB議長が12月の追加利下げに慎重な姿勢を示したこともあり、上値追いは限定的となった。割高感のある銘柄には調整売りが出るなど、相場全体としては方向感を欠いた動きとなった。 米株高の流れ受け、東京市場で半導体株が続伸 業種別では、非鉄金属や鉱業、電気・ガスなどが上昇した一方で、陸運や空運、情報通信が軟調だった。個別銘柄ではNECが米企業買収の報道を受けて大幅高となり、レーザーテックも年初来高値を更新した。TOPIXは3300.79ポイント、東証プライム市場の売買代金は10兆円超と過去最高を記録した。 市場関係者「年末に向け調整も視野」 市場では、株価が高値圏にあることから「年末にかけてリバランスの売りが出る可能性もある」との見方が出ている。もっとも、押し目買いの姿勢は根強く、買い遅れた投資家の資金が下値を支える展開が続くとみられている。
米ハイテク株高で投資心理改善 7日の東京株式市場で日経平均株価は前日比6円12銭高の4万7950円88銭と、わずかながら上昇して取引を終えた。これで4日続伸となり、連日の過去最高値を更新した。前日の米国市場でハイテク株が買われ、ナスダック総合指数が最高値を更新したことが投資家心理を後押しした。半導体関連株やAI銘柄が上昇をけん引した。 円安進行で輸出企業に追い風 外国為替市場では、1ドル=150円台後半まで円安が進行。輸出関連企業にとって採算改善の期待が高まり、トヨタ自動車など主要輸出株が買われた。背景には、新たに自民党総裁に就任した高市早苗氏の経済政策への期待がある。市場では「日銀が10月会合で利上げを見送る」との見方が強まり、円売り・ドル買いが優勢となった。円安基調が続く中、外需関連株への買いが相場全体を支えた。 AI関連株が上昇の主役に 米国での半導体セクター上昇を受け、国内でもAIや半導体関連株への資金流入が続いた。アドバンテストやソフトバンクグループが上昇し、フジクラなどAI関連銘柄も堅調だった。一方で、前日の急騰を受けて利益確定の売りが広がり、午後には一時マイナス圏に転じる場面もあった。東エレクやファーストリテイリング、レーザーテックの下落が指数の上値を抑えた。 内需株や銀行株は軟調 円安によるコスト高懸念から、イオンやハイデ日高など内需関連株は下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループなど銀行株も利益確定売りに押された。日経平均の200日移動平均線からの乖離率は20%超に達しており、過熱感を警戒する声が高まっている。市場では「新政権による政策の方向性を見極めたい」との慎重姿勢も広がった。 TOPIXも小幅上昇で最高値更新 東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、前日比1.85ポイント高の3227.91で終えた。連日で最高値を更新したが、JPXプライム150指数は小反落。7日の東証プライム市場の売買代金は約6兆6000億円、売買高は約25億株だった。全体では値上がり800銘柄、値下がり747銘柄と拮抗した展開となった。
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