米ハイテク株上昇を受けた強気の寄り付き 週明けの東京株式市場は、米国株高を受けて買いが先行し、日経平均は寄り付きから大幅上昇でスタートした。前週末の米市場ではPCE物価指数が事前予想通りとなり、インフレ沈静化への安心感が広がった。これにより米連邦準備制度理事会(FRB)による年内の利下げ観測が強まり、ハイテク関連株を中心に買いが集まった流れが東京市場にも波及した。 上げ幅700円超も後場は利益確定売り優勢に 日経平均は前場で急伸し、700円以上の上げ幅を記録して大台の4万円を突破したが、午後になると過熱を警戒した動きが広がり、利益確定の売りが相場を押し下げた。ローソク足では三空が出現した後に陰線が現れ、上昇一辺倒の地合いにやや調整色が見え始めている。 米国市場ではナスダックが昨年12月以来の高値 前週末の米市場では、インフレ指標の落ち着きが確認される中でダウ平均、ナスダック、S&P500すべてが上昇。特にナスダックは昨年12月以来の高値を更新し、テクノロジー銘柄への買いが市場をけん引した。SNS上でトランプ大統領がカナダとの関税交渉打ち切りを表明したことで警戒感が広がる場面もあったが、全体としては上昇基調を維持した。 日経平均は年初来高値更新、過去最高も視野に 東京市場では米国株の強気トレンドを受け、日経平均も年初来高値を更新。昨年7月に記録した過去最高値4万2,426円の水準も視野に入り始めている。市場のボラティリティが上昇しており、短期的な上値余地を意識する動きが強まっている。 強さの裏にトランプ関税への耐性が浮上 注目すべきは、自動車関税の報道などトランプ政権による保護主義的動向が続く中でも、東京市場が高値を更新している点だ。従来であればネガティブ材料とされていた報道にも市場が反応を限定的にとどめたことは、地合いの強さを示している。
東京市場、週明けに大幅続落でスタート 2025年6月2日の東京株式市場は、日経平均株価が前週末比494円安の37,470円まで下落し、週明けから軟調なスタートとなった。前週末の米国市場はインフレ懸念の後退を背景にダウ平均が小幅に続伸したが、日本市場への支援材料にはならなかった。 トランプ発言受け対中懸念が再燃し市場に波及 トランプ大統領が5月30日にSNSで中国を強く批判し、米中合意の破棄を示唆したことが、市場に不安を広げた。これを受けて、米中関係の悪化を懸念した売りが半導体株などに集中し、株価は下押しされた。 閣僚級協議でも進展限定的 市場は材料視せず 同日に行われた日米間の閣僚級貿易協議では一定の進展が伝えられたものの、依然として隔たりが残る内容であり、投資家からは好感材料とは受け止められなかった。不確実性の高まりが、株価の押し下げ要因となった。 ハイテク株に売り集中 利食いも影響 東京市場では、利益確定売りが優勢となった。特に半導体や電子部品などのハイテク関連銘柄が大きく売られ、株価指数全体を押し下げた。加えて、鉄鋼やアルミ製品などへの追加関税措置の可能性も、関連業種に対する売り材料として作用した。 テクニカル指標が下値の目安に チャート上では、25日移動平均線(37,196円)に株価が接近しており、今週のサポートラインとして注目されている。トピックスは比較的安定した動きを見せており、一部には底堅さも意識されている。
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