Tag: アップル

グーグルAI採用で変わるアップルの競争戦略

生成AI分野での協業拡大が判明 米グーグルは、アップルと生成AI分野で数年間にわたる戦略的提携を結んだと発表した。アップルは、次世代AIの基盤技術としてグーグルの「ジェミニ」を採用し、自社のAI機能全体の性能向上を進める。競合関係にある両社が技術面で手を組む構図が明確になった。 ジェミニ評価と採用理由の整理 グーグルは声明で、アップルがジェミニを「最も能力の高い基盤」と評価したと説明した。生成AIの精度や拡張性が評価対象となり、アップル独自の「アップル・インテリジェンス」を補強する役割を担う。自社開発だけに依存しない姿勢が鮮明になっている。 Siri最適化と利用体験の変化 新たなAI基盤の導入により、音声アシスタントSiriは年内に最適化された機能を提供する見通しだ。複雑な質問への対応力が高まり、利用者の指示理解や応答速度の改善が進む。日常利用を想定した実用性重視の改良が中心となる。 株式市場が示した評価の動き 報道を受けた米株式市場では、アルファベット株が急伸し、時価総額が初めて4兆ドルの大台に乗った。生成AI分野での主導権を強めたとの見方が広がり、投資家の期待が反映された。一方、アップル株への影響は限定的だった。 業界内からの懸念と指摘 テスラのイーロン・マスク最高経営責任者は、検索やOSを含む技術集中への懸念を示した。AIインフラへの巨額投資が続く中、競争環境の公平性が議論の対象となっている。

国株続伸、政府閉鎖懸念の後退で投資家心理改善

政府閉鎖終結への期待が市場を押し上げ 20日のニューヨーク株式市場では、ダウ平均株価が515.97ドル高の46,706.58ドルと大幅に上昇し、ナスダック総合指数も310.57ポイント高の22,990.54となった。国家経済会議(NEC)のハセット委員長が「今週中に政府機関閉鎖が終わる可能性が高い」と述べたことで、リスク回避姿勢が後退した。政治的不確実性が和らいだことが市場の安心感を誘い、主要株価指数は寄り付きから堅調に推移した。 トランプ大統領の発言で通商楽観論が広がる トランプ大統領が中国の習近平国家主席との会談を正式に確認し、「通商合意に向けた進展が期待できる」との見方を示したことが投資家の買い意欲を刺激した。米中間の緊張緩和観測が浮上し、テクノロジー関連や金融株を中心に幅広い銘柄が買われた。特にアップル株は最高値を更新し、市場全体の上昇を主導した。 ハイテクと金融株が上昇を主導 ナスダック市場では、アップル、メタ・プラットフォームズ、アルファベット、ネットフリックスなど主要ハイテク株が1〜4%上昇。地銀株や保険株も買われ、金融セクター全体が堅調に推移した。ボーイングは米連邦航空局(FAA)による「737MAX」の増産承認を受けて1.8%高。リスク選好が強まり、市場全体に買いが波及した。 債券・為替市場ではドルが小幅高 債券市場では、10年物国債利回りが3.989%と1.9ベーシスポイント低下した。リスク資産への資金シフトが進む一方、利下げ観測が強まったことで、安全資産への需要も一部で維持された。為替市場では、ドル/円が150.71円と小幅に上昇し、円安傾向が続いた。 金・原油市場の動き 金先物は3.47%高の4,359.40ドルと史上最高値を再び更新。米利下げ観測とドル安基調が追い風となった。一方、WTI原油先物は0.03%安の57.52ドルと小反落。米中対立の懸念が残る中、世界的な需給の緩みが重しとなった。全体としては投資家心理の改善が広がり、米株市場は堅調な地合いを維持した。

NY株式市場、AI関連買いで3指数が最高値更新

3日連続で過去最高値を更新した米株市場 22日のニューヨーク株式市場では、ダウ平均株価・ナスダック総合指数・S&P500指数の主要3指数がそろって3日連続の最高値を記録した。背景には、生成AIを手がける企業への巨額投資を発表したエヌビディア株の急伸があり、投資家の期待を集めた。市場全体では半導体関連株を中心に買いが広がり、投資マインドを押し上げた。 エヌビディアが発表したオープンAIへの大型投資 エヌビディアは22日、生成AI「ChatGPT」を開発するオープンAIに最大1000億ドル(約15兆円)を投資すると明らかにした。これを受けて同社株は3.9%上昇し、半導体分野全体に資金流入が波及した。AI需要の拡大に対する期待感が改めて浮き彫りとなり、株式市場を力強く押し上げる結果となった。 アップルとテスラも株価上昇が判明 半導体関連に加え、ハイテクやEV分野の大手銘柄も買いを集めた。アップル株は4.3%高となり、iPhone17の需要が堅調であるとの見方や、証券会社による目標株価引き上げが評価された。さらに、テスラ株も1.9%の上昇を記録し、成長期待の強さを裏付けた。これらの動きは市場全体の上昇基調を後押しする形となった。 FRB当局者の発言が示す金融政策の不透明感 一方で金融政策に関する発言も注目を集めた。セントルイス連銀のムサレム総裁やアトランタ連銀のボスティック総裁は、直近の0.25%利下げは妥当としつつも、追加の利下げには慎重姿勢を示した。これに対し、FRBのミラン理事は「現在の政策は過度に引き締め的」と述べ、0.5%の利下げが正当化されるとの考えを表明した。こうした見解の相違が、市場参加者に今後の金融政策を見極める材料となっている。 政権のビザ方針が市場に与える影響 相場の上昇を支える一方で懸念材料も存在する。トランプ大統領が高度専門職向けのビザ申請に新たな手数料を課す方針を示したことが、ハイテク業界から反発を招いた。経営者や投資家はSNS上で不満を表明しており、企業活動への影響を懸念する声が広がっている。

アップルが「iPhone Air」を発表 薄型設計で競争激化へ

新型iPhoneの発表で注目集めた薄型モデル 米アップルは9月9日、カリフォルニア州で開催した製品発表会において、「iPhone 17」シリーズとともに新モデル「iPhone Air」を披露した。厚さは5.6ミリと従来より大幅に薄く、重量も165グラムに抑えられている。外装にはチタンを採用し、耐久性の向上と軽量化を同時に実現した点が特徴とされる。搭載された高密度バッテリーと最新プロセッサにより、性能面でも従来機種を上回る仕様となっている。 価格戦略と市場環境への影響 「iPhone Air」の販売価格は999ドルからとされ、アナリストの予想通り中間帯に設定された。市場では、トランプ政権による関税政策が消費者の購買力に影響するとの懸念が広がっていたが、アップルは価格を据え置く戦略を選択した。IDCのアナリストは「昨年と同じ価格で年末の買い替え需要に応えようとしている」と分析している。 アップルが「iPhone 17」シリーズ刷新を公開 同時に発表された「iPhone 17」と「iPhone 17 Pro」では、デザインの刷新が進められた。物理的なSIMカードスロットを廃止したことで、防水性が高まり、バッテリー容量の拡大にもつながった。また、上位モデルでは背面デザインが変更され、従来モデルとの差別化を図っている。販売価格は「iPhone 17」の256GBモデルが799ドルから、「iPhone 17 Pro」の256GBモデルが1099ドルからとされた。 国内外メーカーとの競争の行方 国内市場ではアップルが依然として過半数のシェアを占めるものの、シャープやグーグル、サムスン、さらにレノボ傘下で再出発したFCNTなどが追随している。グーグルはAIを活用したサービスで存在感を強めており、新興のNothing…

グーグル是正措置、クローム売却は不要と判断

検索独占訴訟で裁判所が新たな是正策を発表 米ワシントンの連邦地裁は9月2日、グーグルが検索市場を違法に独占していたとする訴訟において、新たな是正措置を命じた。判事は、同社に対して一部検索データを競合他社に提供する義務を課したほか、検索関連の独占契約締結を禁じた。これにより市場競争の回復を促す狙いが示された。 クローム売却は不要とする判決が公表 司法省が強く求めていたウェブブラウザー「クローム」の事業売却については、裁判所は「違法行為に直接利用されていない」として回避。グーグルにとって主要な収益源である広告事業の中核が維持される結果となった。これにより同社は大規模な事業再編を免れた形だ。 アップルとの契約維持が確認される 判決では、検索エンジンをデフォルト設定にするための第三者への支払いについては全面禁止とせず、アップルが引き続きグーグルから年間200億ドル超の収入を得ることが可能となった。判事は、支払いを打ち切れば市場や消費者に深刻な影響を及ぼすと説明した。 競合他社と規制当局の反応が分かれる ダックダックゴーのCEOは「是正措置は十分ではない」と批判した一方、司法省は「公正な競争環境の回復に向けた前進」と評価。グーグルは声明で、AIによる産業変化が認められたことを歓迎しつつ、データ共有義務が利用者やプライバシーに悪影響を及ぼす懸念を示した。 今後のテック業界への波及が焦点に 今回の判決は有効期間を6年間とし、他の大手テクノロジー企業に対する類似訴訟に影響を及ぼす可能性が指摘されている。今後、司法省が上訴に踏み切るか、また業界全体で競争環境がどのように変化するかが注視されている。

新型iPhone17、9月9日に発表イベント開催

発表会の日程と概要が判明 米アップルは、恒例となる秋の発表会を9月9日にカリフォルニア州本社で開催する。今回の中心は新型「iPhone 17」シリーズで、複数の改良や新モデルが登場する見通しだ。 標準モデルの特徴が判明 新たな標準モデルとなるiPhone 17は、従来機に比べて画面が大きくなり、カメラ性能も強化されることが伝えられている。外観デザインはiPhone 16と類似しているが、ハード面の改良が進められる形となる。 薄型モデル投入の可能性 数年ぶりの完全な新設計となる薄型モデルが加わる見込みだ。現行機種より約2ミリ薄く仕上げられているが、バッテリー駆動時間やカメラ機能の制約が指摘されている。それでも新規顧客層の開拓に向けた戦略的商品とされる。 Proモデルで背面刷新を発表 上位のProおよびPro Maxモデルは、背面デザインを刷新し、カメラ領域を拡大する。写真撮影機能を一段と強化し、差別化を図る狙いが見える。ハードの刷新によりシリーズ全体の訴求力が高まることが期待されている。 関税の影響と価格動向 発表される新製品は、米政権による関税措置の影響を受け、販売価格が引き上げられる可能性がある。市場では、性能強化と同時にコスト増の行方にも関心が集まっている。

イーロン・マスク率いるxAI、アップルとオープンAIを提訴

市場競争阻害を理由にアップルとオープンAIを訴訟 米起業家 イーロン・マスク が率いる xAI は、アップル と オープンAI を相手取り、南部テキサス州の連邦裁判所に訴えを起こした。両社が市場を支配し、自由競争を妨害していると指摘している。請求は反トラスト法違反を根拠とし、数十億ドル規模の賠償を求めている。 iPhoneへのChatGPT導入が争点に xAI は、ChatGPT が iPhone に標準搭載されたこと自体が問題だと主張している。利用者は他社のAIを選択する自由を奪われ、同社の「グロック」など競合製品が市場から締め出されていると訴えた。こうした提携は競争を封じる「独占的合意」に当たると強調した。 市場シェア80%超の支配と主張 訴状によれば、オープンAIは生成AI市場で少なくとも 80%のシェア…

エヌビディア、時価総額4兆ドルの新時代へ

AI市場の拡大が半導体企業の株価を押し上げ 米国時間の7月10日、エヌビディアの時価総額が終値ベースで4兆40億ドルに達し、世界で初めて4兆ドルの壁を突破した。AI関連企業への投資熱が加速する中、同社の成長が際立っている。 アップルやマイクロソフトを上回る水準に到達 同日の株式市場における終値ベースのデータでは、エヌビディアの評価額がマイクロソフト(3兆7272億ドル)とアップル(3兆1725億ドル)を上回り、時価総額で世界の先頭に立ったことが明らかになった。 主力GPUが生成AIの中核技術として活用 エヌビディアが展開するGPU(画像処理装置)は、AI分野で重要な役割を果たしている。特に生成AIにおける学習と推論に不可欠な演算資源として、業界内外で高く評価されており、今後も需要が見込まれる。 チャットGPTの普及が後押し 生成AIの代表例であるチャットGPT(オープンAI)においてもエヌビディアのGPUが活用されており、この事実が技術力の高さを示す要素として市場から注目を集めている。 わずか1年で1兆ドル増の急成長 2024年6月に3兆ドルを突破してから、わずか1年余りで4兆ドルへ到達した急成長ぶりも注目される。このペースは、他のメガテック企業と比べても異例であり、AI市場の成長速度を象徴する出来事といえる。

アップルがEUを提訴 市場規制をめぐる攻防激化

巨額制裁に対してアップルが法的措置を発表 米アップルは7月7日、欧州連合(EU)欧州委員会による5億ユーロ(約850億円)の制裁決定に不服を申し立て、EU司法裁判所の一般裁判所に提訴したと発表した。対象となったのは、EUが2023年から施行したデジタル市場法(DMA)に関する違反認定である。アップルは、自社アプリストア外でのアプリ配信に対する対応を「違法」とされることに強く反発している。 欧州委が指摘した「競争制限的な構造」とは 2025年4月、欧州委はアップルに対し、他のアプリ流通手段を不当に制限していたとして、5億ユーロの罰金支払いを命じた。外部の支払い方法を開発者が導入できないよう妨げた行為が問題視され、市場の競争原理が阻害され、消費者の自由な選択が妨げられたと結論づけた。DMA適用後としては初の高額制裁ケースとなる。 アップルは「混乱と悪影響」を指摘し反論 アップルは提訴とともに、欧州委員会の決定について「開発者を混乱させ、ユーザー体験に深刻な悪影響を及ぼす」とする声明を発表した。さらに制裁金額についても「著しく過大で不当」と主張し、現行の規制判断が公平な市場形成を損なう可能性があると警告した。アップルは今後の司法判断を通じて、企業活動の正当性を訴えていく構えだ。 デジタル市場法の本格適用と今後の焦点 DMAは、GAFAなどの巨大テック企業の市場独占を抑制するため、EUが導入した規制制度である。2023年3月から施行され、企業に対しアプリ配信や検索優先順位などに関して競争促進の義務を課している。今回のアップルと米メタへの制裁は、その初適用となり、欧州域内におけるIT企業への監視強化の象徴的事例とされている。 市場と企業戦略に与える今後の影響 アップルの提訴は、DMAの適用範囲や執行の在り方に疑問を投げかけるものであり、他の巨大プラットフォーマーにとっても前例となる可能性がある。今後の審理結果によっては、アプリ配信市場におけるビジネスモデルの大幅な見直しが求められることも想定される。DMAと企業の関係性がどのように変化するか、欧州全域で注目が集まっている。

米国株式市場が続伸、関税政策の柔軟化と経済指標に注目

株式市場は上昇基調、政策変更への期待が広がる 米国株式市場は3月25日、トランプ政権の関税政策に関する柔軟な対応への期待から続伸した。特に4月2日に予定されている関税発表の一部延期の可能性が示唆されたことで、市場心理が改善した。さらに、消費者信頼感指数の発表にも注目が集まり、投資家の関心は経済指標の動向にも向けられている。 トランプ政権の関税政策が市場を左右 トランプ大統領は、自動車関税の発表を近く行う意向を示した一方で、4月2日に予定されている追加関税発表の一部延期の可能性に言及した。これを受け、市場では貿易摩擦の緩和に期待が高まり、投資家心理が改善した。一部の専門家は「市場の完全な明確さは得られていないが、関税政策に関する方向性が示されたことで投資家の安心感が強まった」と指摘している。 消費者信頼感指数が低下、景気の先行きに不安も 米コンファレンス・ボード(CB)が発表した3月の消費者信頼感指数は92.9と、前月比7.2ポイントの大幅な下落を記録した。これは4年以上ぶりの低水準となり、市場予想の94.0も下回る結果となった。この指標は4カ月連続で低下しており、個人消費の鈍化を示唆している。これにより、景気減速への懸念が市場に影響を与える可能性がある。 主要銘柄の動向、テスラが上昇をけん引 個別銘柄では、アップルが1.4%上昇し、ナスダック総合指数を支えた。一方、半導体大手エヌビディアは0.6%下落した。電気自動車(EV)大手のテスラは、前日の約12%の急騰に続き、この日も3.5%上昇。これは、新型モデルの予約好調や自動運転技術の進展への期待が背景にあるとみられる。 一方で、住宅建設のKBホームは、2025年通期の売上高見通しを引き下げたことを受け、5%超の下落となった。この発表により、住宅市場の減速が懸念されている。 FRBの金融政策と今後の市場の焦点 米連邦準備理事会(FRB)のクーグラー理事は、現在の金融政策が依然として引き締め的であると発言した。また、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、企業や家計が経済の先行きに対して「不確実性の高まり」を感じているとの認識を示した。 市場関係者の関心は、今後発表される経済指標に移っており、特に3月28日に発表予定の個人消費支出(PCE)価格指数に注目が集まっている。この指数は、インフレの動向を測る重要な指標であり、FRBの政策決定に影響を与える可能性が高い。 経済の不透明感が続く中、投資家の注目は経済指標へ 米国株式市場は、トランプ政権の関税政策の柔軟化への期待や、一部の銘柄の上昇によって続伸した。しかし、消費者信頼感指数の低下や住宅市場の懸念が市場のリスク要因として浮上している。今後の市場動向は、FRBの金融政策や重要経済指標の発表次第で大きく変動する可能性がある。投資家は引き続き経済指標の動向を注視する必要があるだろう。