米政府閉鎖の終了が東京市場に与えた影響が示される動き 13日の東京株式市場では、米政府機関の閉鎖が解消されたことが投資家心理を押し上げ、日経平均は前日比218円52銭高の51281円83銭で取引を終えた。序盤は一部ハイテク株の売りに押される場面があったが、時間外の米株価指数先物が上昇したことで全体の流れが持ち直した。円相場が1ドル=155円近辺まで弱含んだことも輸出関連株の追い風となり、相場は次第に堅調さを強めた。市場では米国景気の不透明感が和らいだとの見方が広がり、買い戻しの動きが継続した。海外投資家による先物買いも断続的に入り、指数全体を押し上げる効果が鮮明になった。 銘柄ごとの値動きが相場全体に示した方向性が焦点となる展開 個別銘柄では、半導体関連株をはじめとした電線株が上げ基調を維持し、古河電気工業やフジクラなどが買いを集めた。医薬品セクターではエムスリーや中外製薬が上昇し、収益改善期待が株価の押し上げ要因となった。一方でソフトバンクグループは前日の急落から回復しきれず、終日軟調な推移が続いた。任天堂やコナミグループなどのゲーム関連株も売り優勢となり、指数への寄与度はマイナス方向に働いた。三菱UFJは上場来高値を更新し、銀行株に対する買い需要の継続が示された。市場では、AI関連株から割安株へ資金が動いたとの見方が指摘されていた。 業種ごとの騰落が市場構造の変化を示す材料として注目される 東証33業種のうち上昇したのは25業種で、非鉄金属や電気・ガス、証券・商品、ゴム製品、銀行業が上位を占めた。値下がりでは精密機器や情報・通信業、金属製品などが目立ち、一部の業種で利益確定売りが広がった。東証グロース市場250指数は721.49ポイントとなり、前日から5.84ポイント下落した。半導体やデータセンター向け需要の関連銘柄が堅調だったことに加え、建設株や電線株でも買いが広がり、市場全体でバリュー株の優位性が強まった。海外勢の動きも影響し、先物主導の展開が続いたことが相場の方向感を決定づける要因となった。 主要指数の推移が相場全体の評価を示す形で安定した動き 日経平均は51281円83銭で取引を終え、TOPIXは3381.72と前日比22.39ポイント高となり、連日で最高値を更新した。JPXプライム150指数も6.03ポイント上昇し、1479.01となった。東証プライム市場の売買代金は概算6兆2524億円となり、高水準の取引が続いた。値上がり銘柄は952、値下がりが604、横ばいが56だった。市場では、日経平均の上昇に対して寄与度の高い銘柄が存在しており、アドバンテストやエムスリー、東京エレクトロンなどが指数を押し上げた。一方でソフトバンクグループやファーストリテイリングなどの下落が指数の上昇幅を縮小させた。 市場全体の動向が示す資金移動と投資家姿勢の変化を整理する動き 今回の相場の特徴として、海外投資家による先物買いが指数を押し上げる場面が多く、為替の円安傾向が輸出関連株に追い風となったことが挙げられる。米政府閉鎖の終了により米景気への懸念が後退し、日本株にも買い安心感が広がった。個別ではエムスリーやデクセリアルズが大幅高となり、企業決算を背景とした買いが強まった。一方でニッパツやぴあなどが大幅安となり、決算内容への反応が明暗を分けた。バリュー株への資金流入が続き、市場全体で割安銘柄が物色される傾向が強まっている。輸出企業の恩恵が見込まれる円安基調も継続し、投資家の取引姿勢に影響を与えた。
米中が相互報復措置、貿易摩擦が再び焦点に 米国と中国が14日、双方の船舶に対して港湾使用料の追加徴収を開始した。さらに中国商務省は、韓国造船大手ハンファ・オーシャンの米国関連子会社5社への制裁を発表。これらの動きが投資家心理を冷やし、米中貿易摩擦が再燃するとの懸念が強まった。トランプ米大統領は11月から中国製品に100%の追加関税を課すと表明していたが、その後SNSで「中国を傷つけるのではなく支援したい」と発言。軟化の兆しを見せていたものの、今回の報復措置で市場の緊張が再び高まった。 米中摩擦再燃でドル軟調、円とスイスフランが上昇 ニューヨーク外国為替市場ではドルが円やスイスフランに対して下落。ドル/円は0.37%安の151.71円、ドル/スイスフランも0.801フランと軟調に推移した。ユーロ/ドルは0.33%上昇の1.1606ドルで、フランス政府が年金制度改革を2027年以降に延期すると発表したことが支えとなった。 債券市場で利回り低下、FRB発言も影響 米国債市場では、30年債利回りが4.59%まで低下。これは4月以来の水準であり、米中摩擦を背景にリスク回避姿勢が強まったことに加え、パウエルFRB議長が講演で「利下げを継続する方針を示唆した」ことも利回り低下の要因となった。一方で、国際通貨基金(IMF)は世界経済見通しを上方修正し、米中対立の影響が当初の想定より限定的だとの見方を示した。 株式市場は方向感乏しく、銀行株は堅調 米国株式市場では、S&P500がもみ合い。トランプ大統領が中国との取引制限を示唆したことが売り材料となる一方、米銀決算の好調さが一部の買い支えとなった。特にS&P500銀行指数は上昇し、決算内容が市場を一定程度支えた。 安全資産に資金流入、金が3日続伸 金先物は安全資産としての需要が高まり、3営業日連続で上昇。パウエル議長の利下げ方針維持も金市場を支える要因となった。一方、原油はOPECプラスを含む産油国の増産見通しに加え、米中対立激化への懸念から反落した。需給の緩みも投資家の売りを誘った。
米ハイテク株高で投資心理改善 7日の東京株式市場で日経平均株価は前日比6円12銭高の4万7950円88銭と、わずかながら上昇して取引を終えた。これで4日続伸となり、連日の過去最高値を更新した。前日の米国市場でハイテク株が買われ、ナスダック総合指数が最高値を更新したことが投資家心理を後押しした。半導体関連株やAI銘柄が上昇をけん引した。 円安進行で輸出企業に追い風 外国為替市場では、1ドル=150円台後半まで円安が進行。輸出関連企業にとって採算改善の期待が高まり、トヨタ自動車など主要輸出株が買われた。背景には、新たに自民党総裁に就任した高市早苗氏の経済政策への期待がある。市場では「日銀が10月会合で利上げを見送る」との見方が強まり、円売り・ドル買いが優勢となった。円安基調が続く中、外需関連株への買いが相場全体を支えた。 AI関連株が上昇の主役に 米国での半導体セクター上昇を受け、国内でもAIや半導体関連株への資金流入が続いた。アドバンテストやソフトバンクグループが上昇し、フジクラなどAI関連銘柄も堅調だった。一方で、前日の急騰を受けて利益確定の売りが広がり、午後には一時マイナス圏に転じる場面もあった。東エレクやファーストリテイリング、レーザーテックの下落が指数の上値を抑えた。 内需株や銀行株は軟調 円安によるコスト高懸念から、イオンやハイデ日高など内需関連株は下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループなど銀行株も利益確定売りに押された。日経平均の200日移動平均線からの乖離率は20%超に達しており、過熱感を警戒する声が高まっている。市場では「新政権による政策の方向性を見極めたい」との慎重姿勢も広がった。 TOPIXも小幅上昇で最高値更新 東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、前日比1.85ポイント高の3227.91で終えた。連日で最高値を更新したが、JPXプライム150指数は小反落。7日の東証プライム市場の売買代金は約6兆6000億円、売買高は約25億株だった。全体では値上がり800銘柄、値下がり747銘柄と拮抗した展開となった。
米国市場の流れを受けた東京株式の動き 4日の東京株式市場では日経平均株価が大幅に反発し、前日比641円38銭高の4万2580円27銭で取引を終えた。米国市場で金利上昇が落ち着き、ナスダックが上昇に転じたことが投資家心理を後押し。東京市場でも半導体やハイテク関連を中心に買いが広がり、先物買いを背景に上昇幅は一時669円まで拡大した。 金利動向と投資家心理の改善が影響 米国や欧州で意識されていた財政リスクを背景に直近で金利上昇圧力が強まっていたが、3日の市場で金利上昇が一旦落ち着いたことが東京市場に安心感をもたらした。国内でも長期金利が低下し、債券急落懸念が後退したことで金融株が買い戻された。リスク許容度の回復が広範な銘柄の上昇につながり、プライム市場全体の約7割が値上がりした。 個別銘柄の動向と寄与度 個別では、ソフトバンクグループ、アドバンテスト、ファーストリテイリング、フジクラ、ソニーグループが上昇し、指数押し上げに大きく貢献。5銘柄の合計で約461円分を日経平均に寄与した。フジクラは年初来高値を更新し、電線需要拡大期待を背景に注目を集めた。一方、ニデックは中国子会社での不適切会計処理疑惑が嫌気され、ストップ安に沈んだ。信越化学やキーエンスも売られ、指数の押し下げ要因となった。 業種別上昇率と物色の流れ 東証33業種のうち29業種が値を上げ、特に銀行業が上昇率で首位に立った。続いて非鉄金属、保険、情報・通信、鉄鋼が堅調となった。金利の落ち着きを背景に金融株への買いが集まったほか、データセンター需要を追い風に電線株も堅調。一方で鉱業、ゴム製品、化学、繊維製品は軟調だった。 市場全体の評価と今後の展望 東証プライムの売買代金は概算で4兆3217億円、出来高は18億7689万株に達し、市場は活況を示した。市場関係者の間では「25日移動平均線が下値支持線として意識されており、相場の底堅さが確認できる」との指摘があった。循環的な物色が広がるなかで内需株や医薬品株が買われ、全体として安定的な動きが続くとの見方が強まった。
半導体株安で日経平均続落、下げ幅拡大 7月28日の東京株式市場では、日経平均株価が4万0998円27銭まで下落し、前日比457円96銭安となった。主力の半導体関連株に利益確定売りが集まり、指数の下落を主導した。寄り付きは小幅に上昇したものの、その後は値を下げ続け、後場中盤には一時458円安をつけた。 銀行株の軟調と市場全体の動き 前週に大きく上昇していた銀行株も売りが優勢となり、三菱UFJやみずほFGは2%超の下落となった。一方で、プライム市場では全体の42%にあたる695銘柄が値上がりしており、市場全体が崩れる展開にはならなかった。 新興株市場は堅調に推移 東証グロース市場250指数は0.05%高の762.70ポイントと、小幅ながら5日続伸した。新興株式市場は底堅さを示し、成長分野への投資意欲が一定程度維持されている様子がうかがえた。 決算発表が銘柄ごとの動きを左右 個別では、SCREENホールディングスが決算内容を受けて売られ、9%超の下げで値下がり率首位となった。アドバンテストと東京エレクトロンも軟調に推移し、この2銘柄だけで日経平均を331円押し下げた。一方、ファナックは決算が評価され5%高となり、好業績銘柄への買いが入った。 今後の市場展開と注視すべきポイント 市場関係者は、半導体関連銘柄ではAI関連が堅調な一方、それ以外では選別が進むと指摘した。全体として市場環境は悪くないが、政局の不透明感が投資心理に影響を与える可能性があり、今後は決算動向と政治情勢に注目が集まる見通しだ。
米国発の好材料と新政権期待が株価押し上げ 7月24日の東京株式市場では、日経平均株価が前日比655円02銭高の4万1826円34銭と大幅に続伸し、年初来高値を更新した。米国と日本の関税交渉合意が市場心理を押し上げ、前日の米国株高の流れを受けて買いが先行。日経平均は一時4万2065円83銭まで上昇し、約1年ぶりに4万2000円台を回復する場面もあった。 海外勢主導で大型株が買われる展開に 相場をけん引したのは、大型株中心の「TOPIXコア30」。上昇率は2.31%と日経平均を上回った。米関税政策による景気悪化の懸念が後退し、海外の短期筋がリスク選好姿勢を強めた。海外投資家による新規資金流入が指摘され、ソフトバンクグループ、ファストリテイリング、三菱重工などが買いを集めた。 政局の転換も株式市場に追い風 国内では、与党の参院選敗北を受けて石破茂首相が退陣の意向を固めたことが伝わり、次期政権による財政拡張的な政策への期待が株高材料として浮上した。市場では、緊縮財政からの転換を見込んだ買いが入ったとされる。 利上げ観測で銀行株に買いが集まる TOPIXは51.17ポイント高の2977.55で取引を終え、約1年ぶりに2024年7月の最高値を超えた。金融引き締めの可能性が意識される中、三菱UFJや三井住友FGなどの銀行株が買いを集め、保険株にも資金が流入。さらに、非鉄金属、機械、サービスなど、東証33業種すべてで値上がりが広がった。 急騰の反動と警戒感も市場内に残る 一方で、短期的な利益確定売りも見られ、午後は伸び悩む場面もあった。東海東京インテリジェンス・ラボの長田氏は「過去最高値をつけた1年前と比べて金利や為替の環境は厳しい。短期筋主導の急伸には注意が必要」と指摘する。今後は経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)とともに、政局や世界的な通商動向が注視されることになりそうだ。
日経平均が調整色を強め、心理的節目を割り込む 週明けの7月7日、東京株式市場では日経平均が3営業日ぶりに反落し、終値は3万9587円68銭、前週末から223円20銭の下落となった。前の週に見られた上昇トレンドはここでいったん失速し、相場は一転して調整局面に突入。4万円台の大台は再び下回る形となり、上値の重さが意識された。 また、この日の東証プライム市場では、全体の約6割にあたる967銘柄が値下がりし、投資家のリスク回避姿勢が明確になった。値上がり銘柄は595、横ばいは62だった。 ソフトバンクGなど大型株が指数を押し下げ 日経平均を構成する銘柄の中でも、ソフトバンクグループ(9984)が1銘柄で23.3円分の下落要因となり、指数の下げ幅に大きく寄与した。さらに、ファナック(6954)やTDK(6762)、SMC(6273)、安川電機(6506)といった機械・電子関連株も軒並み下落し、全体相場を押し下げた。 これらは海外市場との連動性が高く、為替や米中摩擦など外部要因の影響を受けやすいセクターであり、グローバルな景気動向に敏感な投資家心理が売りを強めたと見られる。 一部ハイテク・サービス銘柄は底堅さを示す 一方で、日経平均を支えたのはリクルートホールディングス(6098)で、19.25円分のプラス寄与を記録。堅調な業績見通しや人材サービス分野での成長期待が買い材料となった。 そのほかにも、ディスコ(6146)、良品計画(7453)、ベイカレント・コンサルティング(6532)、アドバンテスト(6857)といった銘柄に資金が流入。成長期待の高い業種やディフェンシブ性のある業態に投資家の注目が集まった。 業種別騰落ではサービス系が相場を下支え 東証が分類する33業種のうち8業種が値上がりし、特にサービス業、小売業、陸運業、パルプ・紙などの分野が堅調に推移。内需主導の業態に買いが入ったことで、指数全体の下げを一定程度抑える役割を果たした。 一方、銀行業、非鉄金属、鉄鋼などは下落率が大きく、特に金融株は米国金利の先行き不透明感や国内規制強化観測が重しとなった。 投資家心理は慎重姿勢、今後の材料待ち 週明けの取引では、国内外の経済指標の発表待ちや、米国市場の動向への警戒感が根強く、投資家は一部利益確定に動いた形となった。日経平均が4万円の大台を再び回復できるかが、今後の市場の焦点となる。 とりわけ、企業決算が本格化する7月後半に向けては、業績見通しやガイダンスが株価動向に強く影響する可能性がある。市場は一時的な調整局面に入ったと見られ、選別的な物色が続く展開が予想される。
世界経済の動向が日本株に好影響を与えたことが判明 5月16日の日経平均株価は、米国市場の堅調な株価推移と円安進行の影響を受けて、28,200円台で取引を終了した。米国の主要株価指数が上昇し、円が対ドルで軟化したことで、輸出企業に有利な環境が形成された。これにより、投資家のリスク選好が改善し、日本株への買い意欲が高まった。 国内企業の決算発表に対する慎重な見方が影響したことが判明 一方で、国内企業の今後の決算に対する不透明感が株価の伸びを抑制した。特に、一部の主要企業の業績予想に対して慎重な見方が広がり、利益確定売りも観測された。これにより、日経平均の上昇幅は限定的となり、投資家は節目の価格帯で様子見姿勢を強めた。 輸送用機器や化学セクターの好調な動きが浮き彫りになったことが判明 業種別では、輸送用機器や化学セクターの銘柄が堅調に推移した。これらのセクターは、世界的な需要回復期待や原材料価格の安定化が背景にあり、買いが優勢となった。また、機械や電機関連株も堅調な値動きを見せ、投資家の関心を集めた。 銀行株に利益確定売りが出たことが判明 一方で、銀行株は前日の上昇を受けて利益確定の売りに押される展開となった。金利動向の先行き不透明感や、海外市場のボラティリティ増加が影響し、投資家の警戒感が高まった。これにより、銀行セクター全体の重しとなり、日経平均の伸びを抑えた。 今後の金融政策や企業決算動向への注目が高まっていることが判明 市場関係者は、今後の米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定や、国内企業の決算発表に強い関心を寄せている。特に、インフレ動向や経済成長の見通しが日経平均の方向性を左右すると見込まれている。投資家は慎重な姿勢を崩さず、市場の動向を注視している。
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